
アルトコイン(オルトコイン)とは
アルトコイン・オルトコイン(Altcoin)とは、Alternative Coin(ビットコインの代替)に由来する造語で、ビットコイン以外の仮想通貨(暗号通貨)の総称です。
仮想通貨と言えばビットコインが代表格ですが、その他にも数多くの仮想通貨が流通しています。
ビットコインのデメリットを改善することで、存在感を示しているアルトコインも多く、利便性の観点から注目されているものもあります。
ビットコインのデメリットとは
ビットコインのデメリットとして挙げられるのは、以下の2点です。
- ブロックチェーンの取引は10分に1回しか記録されない
- マイニングに膨大な電力を必要とする
ブロックチェーンの取引は10分に1回しか記録されない
ビットコインにおいてブロックの生成時間は、10分に1回になるように調整されています。
この認証作業に時間がかかるため、ビットコインの決済承認には時間がかかります。
こういったビットコインの欠点を解消しているのが、ライトコイン(Lightcoin)やリップル(Ripple)などのアルトコインです。
マイニングに膨大な電力を必要とする
ビットコインのマイニングには大量の電力消費が必要となるため、資源の浪費であると指摘する声も小さくありません。
その点、リップル(Ripple)やネム(NEM)は、ビットコインとは違って消費電力が非常に少ないというメリットがあります。
アルトコインの中でも、特にイーサリアムやリップルの知名度は高く、注目の度合いに比例してその価値も上昇しています。
2018年3月4日時点で取引量が多い仮想通貨(ビットコインを含む)は、下表の通りです。
仮想通貨の時価総額
時価総額や値段を見ると、ビットコイン優勢な展開は相変わらずということが分かります。
しかし、1年前の時価総額と比べるとビットコインだけでなく仮想通貨全体の価格が上昇していることが分かります。
仮想通貨の時価総額(2017年3月5日)
そのため、今はマイナーなアルトコインでも数年後には価格が大きく上昇していることも十分に考えられます。
現時点では無名のアルトコインでも、将来性を見極めて青田買いをすれば億り人になるチャンスも夢ではありません。
アルトコインはビットコイン建て
アルトコインは、基本的にビットコイン建てで取引されます。
取引所では、日本円や米ドルなどの法定通貨で取引をすることも出来ますが、ビットコイン建ての方が利便性の面で優れるという特徴があります。
ビットコイン建てのメリット
- ビットコイン建てでしか取引できないアルトコインがある
- 価格水準が低いアルトコインの取引にはビットコインの方が便利
一部のアルトコインは、ビットコイン建てでしか取引できないものも存在します。
また、マイナーなアルトコインの場合は、法定通貨では単位が大きすぎるという側面もあります。
つまり、ビットコインは、事実上仮想通貨の基軸通貨であると考えることが出来ます。
そのため、これまではアルトコインの価格はビットコインに連動すると言われていました。
しかし、最近ではそのパターンが崩れているようです。
2018年3月4日時点での値段表(七日間)
上表の赤枠が、2018年3月4日時点での主要な仮想通貨のチャート(過去7日間)です。
これを見れば、アルトコインとビットコインの価格は、必ずしも連動していないということが分かります。
しかしながら、ビットコインやその他のアルトコインは、それぞれまったく別のプロジェクトです。
そのため、値動きがバラバラになるのは、本来、当たり前のことなのかもしれません。
2018年3月19日時点での値段表(七日間)
2018年3月4日時点では、ビットコインとアルトコインの値動きにはばらつきがありましたが、3月19日には全てのアルトコインは、ビットコインと同じ動きをしていることが分かります。
現在、ほとんどのアルトコインはビットコイン建てで取引されています。
そのため、別のプロジェクトではありますが、両者に相関関係があることは、やはり必然であると言えます。
※2018年3月19日追記
アルトコインのシェア

現在、仮想通貨の種類は1,500種類を超えると言われており、仮想通貨全体に占めるアルトコインの存在感も増加傾向にあります。
アルトコインのマーケットシェアは、下図の通りです。
かつては、ビットコインが仮想通貨市場の8割を占めていましたが、最近ではアルトコインが大きくシェアを伸ばしています。
2017年8月時点では、アルトコインが世界の暗号暗号市場の53%以上のシェアを占める結果となりました。
また、アルトコインをチェックする際は、草コインと呼ばれるコインに注目してみるのも一つの手です。
草コインとは

草コインに明確な定義はありませんが、一般的には時価総額の低いアルトコインのことを指します。
将来的に価値が上昇する草コインに投資をすれば、高い収益を上げることが可能です。
しかし、草コインに投資をすることはハイリスクハイリターンということを理解しておきましょう。
投資というよりは、ほぼギャンブルに近い投機的な行為と言った方がいいかもしれません。
株式で言うところのペニーストック(ペニー株)に近い性質を持ちます。
プロジェクトの失敗や自然消滅の他にも、詐欺的なものも数多く横行しているため、購入に際しては十分な注意が必要です。
そのため、草コインを購入する場合は、はじめから無くなってもいいお金で、宝くじ感覚で購入するようにしましょう。
まとめ
アルトコインと呼ばれるコインの中には、ビットコインよりも優れた特徴を持つものも多いため、実益の面だけでなく、投資価値の面でも大きく注目されています。
現在、ビットコインの価格は高騰していると見る向きも多いため、アルトコインの存在感は益々高まっています。
もちろん、シェアも時価総額も圧倒的に大きいビットコインの値動きを見過ごすことは出来ませんが、まだあまり注目されていない有望なアルトコインにも注目してみるのもおすすめです。
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